虫歯や歯周病の対策には、治療よりも予防が大切です。
患者さまの意識や自分の歯への接し方で大きく変わります。
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予防歯科とは
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オーラルケア
予防歯科は、歯科医と患者さまの双方によるケアによって虫歯や歯周病の予防につながります。どちらが欠けても健康な歯は得られません。
毎日のケアでも残った目に見えないプラークは、定期的な検診でこまめに落とすと歯にも経済的にも負担がかかりません。 -
歯の定期検診
近年では定期検診によって、老年期の歯の残存率が大きく変わることが様々な研究で証明されています。
年を重ねても、自分自身の歯でおいしく食べ物を噛み締めたいものです。 -
歯周病の進行
歯周病菌が歯と歯肉の間に入り込み、 歯を支えている組織に炎症を引き起こすことで歯周病が進行してしまいます。
歯を支えている周りの組織からじわじわと崩壊させていく、むし歯より多くの割合を占めた「歯を失う原因第1位」の恐ろしい感染症です。 -
歯周病の治療
歯周病は、細菌がお口の中に定着することで炎症が生じ、歯ぐきが赤く腫れてしまう「歯肉炎」から始まります。
歯肉炎を放置すると「軽度歯周炎」になり、さらに歯の周辺組織(歯周組織)を破壊しながら「中等度歯周炎」「重度歯周炎」という四段階で進行していき、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
虫歯と同様、適切なブラッシングと定期検診による予防が重要です。
歯周病になによりも効果的なのは、皆様の毎日のケアと早期発見です。 -
歯周病と健康の関係性
歯周病でダメージを受けるのは歯だけではありません。研究が進んだ現在では、歯周病はお口の中だけでなく、歯周病菌は血流に乗って全身を周り、糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・早産など、お口の中だけでなく、全身の健康にも関与することが報告されています。
歯周病は軽い病気だと勘違いしまわれがちですが、その考えが最も危険なのです。 -
歯周病と糖尿病の関係
歯周病と糖尿病との関係はとても密接で、糖尿病を患っている人とそうでない人で「歯肉炎や歯周炎になっている割合」を比較すると、糖尿病の人の方が多いことがわかっています。
また、菌が血管へ入る際に起こる刺激は動脈硬化を引き起こす物質を発生させるため、歯周病などの細菌感染は動脈硬化の要因の一つとされています。 -
歯周病と全身疾患
歯周病は全身の疾患に大きく関係があります。
心筋梗塞などの心臓病、肺炎、肝臓疾患・糖尿病、低体重児・早産、動脈硬化、脳卒中などさまざまな体の疾患を引き起こす可能性があります。 -
歯のダメージは体のダメージ
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歯科衛生士「担当制」システム
歯科衛生士は歯科予防業務を行います。
歯科医のサポートだけでなく、予防歯科分野では患者さまの歯を守るために歯周病治療、プラーク除去、定期検診やスケジュールの管理と大活躍しております。
当院では患者さまお一人ひとりを歯科衛生士が「担当」させて頂きます。
ご来院の際だけでなく、患者さまの歯を良く知り、長期的なスケジュールとライフサイクルを一元管理することで責任と信頼ある医療体制につながると考えております。
患者さまとの相互の信頼やコミュミケーションが、末永く健康な歯を生み出します。 -
スケーラーへとは
スケーラーとは歯石(プラーク)を取るための歯科用の道具です。
プラークは小さな細菌のかたまりで出来ていて虫歯や歯周病の原因にもなっていますが、硬いために歯みがきだけでは除去できません。
そのためにスケーラーが開発されました。どんなに技術や機械が進歩しても、最終的には人間の手による作業が一番丁寧で確実だと考えております。 -
スケーラーへのこだわり
超音波スケーラー、ハンドスケーラーなど様々な種類があり、どれも歯にとって最も効果的に活用出来る場面があります。
必要な場面で必要なものを選択し、それらを使えるよう歯科衛生士全員に研修を行っています。 -
当院のホームケアサポート
虫歯・歯周病を予防するためには患者さまのホームケアも重要です。
毎日の歯みがきひとつ取っても、「磨けばそれでいい」とおざなりになってはいないでしょうか。
歯科医のサポートなくして患者さまの意識のみでは、歯を磨いたという行為だけで満足してしまい、肝心の汚れが落ちていなかったり、歯ぐきを痛めてしまったりということも多々あります。 -
ブラッシング
ブラッシングにも、歯にとって適切に汚れを落とすブラッシング法があります。何よりも患者さまご自身に実践していただくことが、歯の健康への第一歩です。合わせて歯間ブラシやデンタルフロスなどのホームケアツールも正しい使い方をお伝えします。